自律神経失調症歴10年30代後半独身女子(バツイチ)の日常

独り言ブログ。同じような気持ちの人に読んでもらえたら( ˙▿˙ )

あの日の記憶

 

いい思い出も悪い思い出も

たくさん心に残っている。

 

冷静に考えると

もっともっと嬉しかった事

特別だった日もたくさんある。

 

でも

どうしても、ある日の記憶が頭から離れない

 

 

いつの年だったか

私の誕生日の前後にショッピングモールで

私の欲しい物を探していた。

 

事前に欲しい物をリサーチしたり

する人でもなかったし

職に就けない時期が長かった私は

誕生日は一緒にいてくれるだけでいいと

欲しい物など言わなかったし

本当に傍にいれくれるだけで満足だった。

 

何件かお店を回って

とりあえずキープね!と何個か欲しい物を

見つけれど

どうしても、これ!と決められず

疲れた私たちは

ショッピングモール内のスタバで

休憩する事にした。

 

注文したドリンクが届き

席に座って話していると、彼が突然

トイレに行って来ると席を立った。

 

私は承諾し一人彼を待った。

 

でも、トイレにしては長い事

彼は戻って来ず置いて帰られたのかと

不安になるくらいの時間が立った。

 

やっと戻って来た彼は

偶然、友達に会って話し込んで遅くなった

それで結局、何にするか決めた?

待たせてごめんね。と言った。

 

私は、いくつか候補に挙げていた中から

サンダルを買ってもらう事に決めていて

靴屋さんに戻りたいと言った。

 

彼は

疲れたし、早く買って帰ろうと

私の手を取った。

 

そして

靴屋さんに戻り入店した私を

何故か彼は少し遠くから見ていた。

不思議に思ったのも束の間

ラッピングされた袋を持った店員さんが

その袋を私に渡してくれた。

 

緊張や赤面症といった類いの事には

無縁な私だけれど

自分の顔に血が登るのを露骨に感じた。

 

でも

凄く凄く嬉しかった。

 

今では、随分くたびれてしまった

そのサンダルだけど

私にとってはプレゼントしてくれた

指輪やネックレス、洋服

どんな高価な物より特別なんだ。

 

最初で最後のサプライズだったね。

どう考えたって、らしくない。

 

 

もしかしたら

あの頃は、あなたも真っ直ぐに

私を好きでいてくれたのかな?

 

本当に幸せな日だったんだよ。

 

今更だけど、ありがとう。