自律神経失調症歴10年30代後半独身女子(バツイチ)の日常

独り言ブログ。同じような気持ちの人に読んでもらえたら( ˙▿˙ )

フラッシュバック

手術が無事に終わり退院して数日後
誕生日祝いと退院祝いを兼ねて食事に行こうと
両親に誘われ地元の焼き鳥屋さんへ行った。

日頃から私は、なるべく両親と...
と言うより母と食事をする事を避けている。

母は私が結婚して家を出て行った頃から
随分、強くなったし
私が病院をしたり落ち込んだりすると
そこは、やはり母親と言ったところで
頼もしい姿すら見せてくれる。


もう何年前の事だったかハッキリ覚えていないが
恐らく12年くらい前の話。

当時、私は家に寄り付かず両親と食事をする事は
ほとんどなかった。

たまたま遊び相手がいなかったのか
珍しく家にいたその日
父は夜当番の仕事があって不在だったため
母と2人で食事をしていた。

途中、母が何かを喉に引っ掛けたようで
咳込み始め、大丈夫?とお茶を渡した。

でも、少し引っ掛けたレベルの話ではなく
大きめに切っていた、こんにゃくが喉に
完全に詰まったようだった。

台所のシンクへ連れて行き
背中をかなり強い力で叩いて吐かせようとしたが
吐かせる事が出来ず、そうしている間に
母は立ったまま痙攣を起こし倒れてしまった。

とにかく鼻で呼吸して!

私はパニックになりながら119番に電話をし
背中をとにかく叩くように指示されたので
震える体を何とか動かして母の背中を叩いた。

でも、母の意識は少しずつ遠くなっていた。

もうダメだ。死んでしまう。

どの位の時間があったのか分からないが
そういう時の救急車が来るまでの時間は
永遠のように長く感じる。

やっと救急車が到着し
救急隊員の方が母を後ろから、羽交い締め
するような格好で胃の部分を圧迫していた。
何度が繰り返すと、詰まっていた
こんにゃくが飛び出してきた。

そこで少し冷静になった私は
救急隊員の方がやっていた方法を知っていたのに
パニックで何も出来なかった自分に気付いた。

その後、脳に酸素が行ってない時間がある
可能性もあるという事で病院へ。

幸い、何の後遺症もなく一晩病院で休んで
帰れるくらいだった。


母が痙攣して倒れた時の記憶が
眠る前ボーっとしている時に時々フラッシュバック
して眠れなくなる時が今でもある。

そして、それ以来
母と食事をするのが恐くなってしまった。

人は自己防衛のために辛い記憶を失くす時がある
と聞くけれど
その日の記憶だけは、いっその事消してくれ
とフラッシュバックする度に思う。


そして
眠る前にわざわざ、こんな事を書いている
私はバカだなーと自分で思っている(笑)



おしまい