自律神経失調症歴10年30代後半独身女子(バツイチ)の日常

独り言ブログ。同じような気持ちの人に読んでもらえたら( ˙▿˙ )

家族みんなが苦しい

母は退院してからも
時々、ひどく調子が悪くなると
病院に戻る生活が続いた。

病気と闘う母
それを支えながら仕事や学校生活を送る
それぞれが疲弊していた。

父がいなくなって海で発見された時
父も昔、鬱を経験していた事を初めて知った。

残念な事に
我が家は遺伝子レベルで心が弱いようだ(笑)
(笑)とかって笑い事じゃないでしょ!
と思う気がしないでもないけれど
今はもう笑う事さえ出来るくらいに
弱い父、弱い母、そして弱い自分を認めている。

歯痒く思う時だって、もちろんある。
腐る程ある。
でも、それを認めない事の方が
自分を苦しめると分かったから。


話は戻って
家族みんなが疲弊した生活を続けていた
我が家に大きな変化が起こる。

ある日
一人自室で過ごしていた私に内線が掛かり
父が自分の友人と電話を代わるから
話をするように言われた。

電話を代わって早々に父の友人が

お父さんが黒のラブラドールレトリバー
飼うって言ってるけど
お前は黒でいいのか?

と放った。

何も聞いていなかった私は

え?ラブラドールレトリバーって犬の?

と犬以外に何があるのかと言う話ではあるが
とにかくパニックだ(笑)

子供の頃から犬を飼いたいと
ずっと頼み続けたが
父の仕事が食品を扱う仕事だったため
許してもらえなかった。

それがどうして...

と思っていると

犬を迎える事でお母さんの病気が少しでも
良くなればと思っての事だよ。
まぁ、自分も飼いたいんだろうけどな(笑)

と父の友人に言われた。

何年も暗闇の中にいるような気持ちだった
私も嬉しくて嬉しくて、たまらなかった。

そして、父の友人に

黒は嫌だからイエローにして!
と父の要望をぶった斬りにしてやった(笑)


父の友人は盲目で盲導犬
その他にも何匹かの犬と生活していたので
我が家に犬を迎える手助けをしてくれた。

父は昔から動物が大好きなのは知っていたが
母はそこまで動物好きって訳ではないと
思っていた私は
本当に飼って大丈夫なんだろうか. . .
逆に負担になるのでは...

でも、ずっと叶わないと思っていた夢が叶う!

嬉しい気持ちと不安な気持ちを抱えながら
我が家に犬を迎える日を待つ事になった。