自律神経失調症歴10年30代後半独身女子(バツイチ)の日常

独り言ブログ。同じような気持ちの人に読んでもらえたら( ˙▿˙ )

その後の家族

母が退院してから
調子の良い日は、それなりに平穏な暮らしが
出来る事もあった。

それでも調子が悪くなって
ODで病院に運ばれ数日眠り続ける事も
何度かあった。

会社の経営、母の看病
何より母の病気の原因は自分にあると
父は自分を責め続けていた。

その苦しさに耐えられなかったのか
ある日、父が行方不明になり
必死で探したけれど見つけられなかった。

父の友人にも連絡し探してもらった。

もう、見つからない。
捜索願を出した方がいいかもしれない。

そんな事を考えていたところだった。

自宅の玄関が開いて
ずぶ濡れの父と父の友人が入って来た。


若い頃に通った海で
もう肩まで入っていたところを
父の友人が見つけ連れ戻してくれた。

その頃、兄はもう家を出ていたのもあり
父と二人三脚で母の病気と向き合って
乗り越えて行こうと思っていた私は
父まで自分から命を絶とうとした事に絶望した。

それぞれが苦しくて限界だった。

もう誰も頼りにならない。
どうして私ばかり。

当時、高校生だった私は
色んな事を受け止める力がなく


もう、どうでもいいや。

そんな気持ちだった記憶がある。


出口の見えない長くて暗いトンネルの中に
一人為す術なく立ち尽くしている感じ。


間違いなく
私の人生において一番辛い時期だった。

いっそ3人で死んだ方が楽なんじゃないか。
そんな事も考えた。


人はそんなに強くない。
でも、簡単に諦めてしまう程
弱くもないんだと今になって、そう思う。