自律神経失調症歴10年30代後半独身女子(バツイチ)の日常

独り言ブログ。同じような気持ちの人に読んでもらえたら( ˙▿˙ )

カウンセラー

高校1年生の
あれは確か夏だったと思う。

いつものようにバタバタと支度をして
自室から2階のリビングへ降りて
いってきますと顔をの覗かせた。
スクールバスの時間が迫っていた私は
何か違和感を覚えつつ足早に家を出た。

もう午後の授業になった頃
事務局の人が教室にやって来た。

あぁ~
誰かの家で不幸でもあったのかなー

と他人事を決め込んでいたら
呼ばれたのは私だった。

授業が終わったらここに電話してください。
とそこには見知らぬ固定電話の番号。

局番的に南の方だと思うけど...
誰の電話番号なんだ...

授業が終わって空いた教室で
こっそり携帯を取り出し
事務局の人に渡されたメモの番号を押す。

数回コールした後、電話に出たのは
叔父だった。

「学校が終わったら叔父さんの家においで」

と手短に言われ電話は切られた。

え?何で叔父さんの家に?

私は市外の高校に通っていたため
自分の家に帰る路線のスクールバスにしか
乗れない仕組みになっていたし
叔父の家まで公共のバスで行く方法なんか
知らなかった。

困っていると
兄からスクールバスを途中で降りて
そこまで迎えに行くとのメール。

ん?
兄も呼ばれてるのか?

年に一度お正月に会うくらいの叔父が
何の用だろう。
しかも、わざわざ学校にまで連絡して...

困惑しながらも
帰りのスクールバスを家には程遠い
バス停で降りて兄を待った。

迎えに来た兄に
叔父さん何の用?うちら二人だけ?
と聞くと
お父さんとお母さんも叔父さんの家にいるよ

と返される。

ん?どういう事?
と思いながら兄の様子が変だったので
何も言えず到着を待った。

兄の車を降り叔父の家にあがると
そこには
父、母、叔父、叔母がいて
何とも暗い雰囲気だった。

え。なに。離婚?
家族会議なら家で出来るでしょ
と思いつつ
その重苦しい雰囲気に何とか耐えた。

父が
俺とお兄ちゃんは家に帰るけど
お前はどうする?
と聞かれ
お母さんはここにいるの?と聞くと
そう。お母さんは帰らないと言われた。

何が何だか分からないけど
朝のあの違和感を思い出していた。

なぜかお母さんを一人にしてはダメ
って気持ちが働く

でも、明日の学校の支度をしなくちゃ...


制服とか教科書替えるから
また、その後ここに送ってくれる?

と兄に聞いたら承諾してくれたので
一度帰宅する事になった。

こうして
私は人生で初めて精神疾患というものに
触れる事になる。