自律神経失調症歴10年30代後半独身女子(バツイチ)の日常

独り言ブログ。同じような気持ちの人に読んでもらえたら( ˙▿˙ )

伝説の生チョコ

 

彼と再会した年だったか翌年だったか

よく覚えていないし

バレンタイン当日だか前後だったかも

よく覚えていないけれど

彼と出掛けた日

 

そんなに甘い物が好きでもない私が

突然シュークリームを食べたくなった。

 

そこでケーキ屋さんに寄ってもらい

シュークリームを買う事にした。

 

彼は車で待つと言って

1人でケーキ屋さんに入った私の目に

1箱2000円程の生チョコが飛び込んで来た

 

高っ!

と思った私だったけれど

バレンタインかーと思い

シュークリームと一緒に買う事にした。

 

車に戻り

コンビニの駐車場でシュークリームを

食べる事になった。

 

その日は雨が降っていた。

 

車のトランクを開けて屋根にして

そこに腰掛けてシュークリームを食べた。

 

バレンタインだから生チョコ買ったの!

こんな高価なチョコ初めて買ったよ!

 

と言う私に

シュークリーム食べ終わったら

一緒に食べようと彼は言った。

 

シュークリームを食べ終えようとした頃

彼の後ろに置いていた

生チョコに手を伸ばした私の腕に

何をしようとしてだったか

忘れてしまったけれど

私側に伸ばした彼の腕が

クリーンヒットした。

 

宙を舞う生チョコ。

 

私は落とすまいと

生チョコの箱を何度か空中で

キャッチしようとしたけれど

その行為が返って弾みを付けてしまい

箱からバラバラと生チョコが

飛び散って行った。

 

コンビニの駐車場。その日は雨。

 

取り返しはつかない(笑)

 

2000円もした生チョコは

私と彼の口に一粒も入る事なく散った(笑)

 

コンビニの駐車場の片隅

木が生えた根元に落ちた生チョコ

数秒の沈黙

 

悲しかった

 

2000円が蟻のエサに....

 

でも、どちらが悪い訳でもない

誰を責める事も出来ない

 

そんな事を数秒考えていたけれど

2人同時に爆笑していた(笑)

 

2000円が飛び散って行ったのを見て

2人で笑い出せた事が

私は何だか嬉しかった。

 

その後

ケーキ屋さんに戻って

同じ生チョコを彼が買ってくれた。

 

バレンタインは手作り派だったけれど

その日から

あの飛び散った生チョコを

伝説の生チョコと呼び

毎年バレンタインに彼に渡した。

 

お陰で

手作りのチョコを渡す事は1度もないまま

そして

今年から伝説の生チョコを買う事も

なくなってしまった。

 

そんな私の勤務先は

少人数体制の本社勤務で

男性は2人しかいない。

 

黙々とPCに向かう仕事で

2人とも何故か、のど飴が必需品だから

3袋ずつ明日に備えて買って帰宅した。

 

しかし

帰宅して、しばらくして気付いた。

 

社長の分を買っていない!笑

 

社長は、たまにしか本社に来ないから

すっかり忘れ去っていた(笑)

 

でも、本社には奥様がいらっしゃる。

 

きっと、女の私にも

何かしらプレゼントしてくれる。

 

しかし

社長にのど飴は違う(笑)

 

何か買わなくちゃ!

 

明日の昼休みに買いに行こうと思う(笑)